本記事ではGoogle Cloud Platform のAPI群を使用するためのGoogle側の手順を紹介します。
今回はAPI群の中でも、Google Cloud Vision API(画像認識をするためのAPI)を使用するための手順です。他のAPIにも共通する部分がありますので、ぜひ参考にしてください。
0.前提と概要
・google アカウントが必要です。お持ちでない方は事前に登録しましょう。
・Google Cloudを利用するための概要
色々な用語があってすごくややこしいので、図にまとめてみました。なんとなくこんなことするんだなあ程度に理解してもらえればと思います。
1.Google Cloudでプロジェクトを作成する
1.Google Cloud Platformにアクセスします
2. Googleアカウントでログインします
3.Google Cloudの同意画面がでます。国を選択し、利用規約にチェックマークを入れ、「同意して続行」を選択します。
4.Google Cloud Consoleの画面が表示されます。ここでCloudに関する様々な設定をしたり、費用の発生状況を見ることができます。
まずは、プロジェクトを選択をクリックします。
5.[新しいプロジェクト]をクリック
6.プロジェクト名を入力し、作成をクリック
2. 請求先アカウントを作成する
1. 請求先アカウントが無い場合は、新規の請求先アカウントを作成する必要があります。
2.Google Cloud Console の[請求先アカウントを管理]にログインページにアクセスする。
3.請求先アカウントを追加をクリック
4.国などを入力し、続行します。(黒塗りの仕方が汚くてすみません。。)
5. 電話番号を入力して、コードを送信
6.携帯電話等に届いた、6桁のコードを入力
7.お支払い情報の確認欄で必要事項を入力して、「無料トライアルを開始」
これで請求先アカウントが作成できたので、今度はプロジェクトに紐づけて、課金を有効にします。
3. 課金を有効にする
1. 再び[請求先アカウントを管理]にアクセスします。
2. [マイプロジェクト]を選択し、先ほど作成したプロジェクトの黄色い部分をクリックします。
3.[お支払い情報を変更]を選択します。
4.請求先アカウントを選択し、「アカウントを設定」を選択します。
これで課金が有効になりました。
4. Google Cloud Vision APIの有効化
次に作成したプロジェクトで使用するAPIを有効にします。
1.以下のページにアクセスする。
https://console.cloud.google.com/apis/library
2.検索画面にCloud Visionと入力し、検索結果のCloud Vision APIを選択します。
3.「有効にする」を選択します。
これで有効化は完了です。
5. サービスアカウントの作成と秘密鍵のダウンロード
次はサービスアカウントを作成して、認証キーである秘密鍵をダウンロードします。
1.Google Cloudのコンソールにアクセスします。対象のプロジェクトを選択します。
https://console.cloud.google.com/
2.Google Cloudの左の四本横線ボタンをクリックし、[APIとサービス]-[認証情報]を選択します。
3.「+CREATE CREDENTIALS」-「サービスアカウント」を選択します。
4.サービスアカウント名を入力すると、自動的にサービスアカウントIDが入力されます。完了をクリックします。
5.サービスアカウントに追加したアカウントのメールアドレスが表示されるので、このリンクをクリックします。
6.[新しい鍵を作成]を選択します。
7.「JSON」を選択し、「作成」をクリックします。
この秘密鍵を使ってGoogleのAPIへアクセスすることが可能となります。
これで、Google Cloud側の設定は完了です。
後は、秘密鍵を所定の場所においたら、Python等でAPIを呼び出します。