【調査】寿司打のスコアを伸ばすために大切なことを重回帰分析により実証してみた

唐突ですが、寿司打って、おもしろいですよね。

 

たまにやると、ついつい面白くなって(というか意地になって)何回もやっちゃいますよね。

 

わたしも例外ではなく、一心不乱に寿司打にのめりこんでいた時期がありました。

 

それで、平均キータイプ数が5を超えたくらいから、一向にスコアが良くならないというか、停滞しました。

 

なんで?どうやったらたくさん寿司を食べられるんだろう。 

 

と思い、Excelで寿司打管理表をつけるようになりました。(下図参照)

 

寿司打をしては、ひたすらお得金額と平均キータイプ数、ミスタイプ数を記録していきます。全部で118件です。

 

ちなみにそれぞれの項目は結果画面のこちらから持ってきています。

 

スピードがすべてではない?

その結果、見えてきたのは、ミスタイプ数を減らした方が良いということです。

 

こちらの図は、X軸(横)が平均キータイプ数で、Y軸(縦)がお得金額(スコア)です。見ての通り、キータイプ数が増加するほどお得金額も概ね増加しています。

 

しかしよく見てみるとベストスコアである7,220円は平均キータイプ数が5.4の時に出ています。平均キータイプ数が最も速い5.7key/秒のサンプルではスコアが6,700円です。

スピードが速いだけでは、スコアが高くなるわけではないことがわかります。

 

ミスタイプが少なければスコアは伸びる?

 

こちらの図は、X軸がミスタイプ数で、Y軸がお得金額(スコア)です。

 

平均キータイプ数と比べてバラつきはありますが、ミスタイプ数が多いほど、概ねお得金額も低くなっています。

 

この理由として2つ考えられます。1つは単純な時間のロスです。

 

バーっと文字を打ってるときにミスタイプをすると、どこでミスをしたのか一瞬考えますよね。そこでほんのわずかに手が止まります。その一瞬の積み重ねが、時間のロスにつながってると思うんですよね。

 

2つ目が、ミスをすると右上の時間追加ゲージ(っていうのかな?)がリセットされてしまいます。ミスをしなければ、1秒、2秒、3秒とボーナスがもらえるので、その分だけお寿司を食べる時間が増えます。そうすると当然スコアが向上するんですね。

 

多少遅くてもゆっくりとミスをしないようにタイプするように心がけたところ、すごくイライラするようになりました。神経を使いますよね。

 

それでも、スコアは伸びるようになりました。

 

 

結局スピードと正確性ってどっちが大事?

スコアを高めるにはタイピングスピードもミスのない正確なタイプも両方重要だということがわかってきました。

 

じゃあ、結局どちらがどのくらい大事なんですかね?

それ次第では、今後の戦略も異なりますよね。

 

というわけで、今回はその謎を調べるため118件のデータを活用して、統計的分析を行いたいと思います。

 

分析手法としては重回帰分析を用います。

 

重回帰分析は目的変数(お得金額)の値を複数の説明変数(平均キータイプ数とミスタイプ数)でどのくらい説明できるか(相関係数がどのくらいあるか)を分析するものです。

 

この分析をすることにより、平均キータイプ数とミスタイプ数からお得金額の予測式をたてることができます。

 

仮説は、以下の通りです。

  1. 寿司打のスコアは平均キータイプ数の影響を強く受ける
  2. 寿司打のスコアはミスタイプ数の影響をマイナスに(わりと)強く受ける

 

 

Excelで重回帰分析をする

 

重回帰分析はExcelのアドインで簡単に実施できます。

 

ここでは備忘を兼ねて簡単に手順をご紹介します。もちろん「そんなん知ってるよ。はよ分析結果が知りたいよ」という方は、人差し指を思いっきり下にスクロールして頂いて、ページ下部の分析結果を見て頂ければと思います。

 

Excel分析ツール設定手順

1.[ファイル]タブよりオプションを開きます

 

2.[アドイン]から[分析ツール]を選択して、OKを押します。


3.[開発]タブの[Excelアドイン]をクリックします。

 

4.[分析ツール]にチェックを入れて、OKをクリックします

 

これでアドインが入りました。

さっそく重回帰分析を実施したいと思います。

 

重回帰分析の実施手順

1.[データ]タブの右端にある(わかりづらい)[データ分析]をクリックします。

 

 

2.このようなポップアップが出るので、[回帰分析]を選択して、[OK]をクリックします。

 

3.回帰分析の設定画面が出ます。

[設定値]

入力Y範囲:目的変数(お得金額のD列)のデータ範囲を入力

入力X範囲:説明変数(平均キータイプ数 E列、ミスタイプ数 F列)のデータ範囲を入力

 

分析精度を知りたいので、有意水準チェックボックスにチェックを入れておきます。

出力オプション:分析結果の出力先を指定します。今回は[回帰分析結果]という新規シートに出力することにします。

 

 

8.先ほどの設定画面でOKをクリックすると、回帰分析の結果が表示されました!

 

 

 

重回帰分析の結果を見る

ちょっと上の画面を見てもよくわからないかと思いますので、下の図に簡単な説明を加えました。

 

 

 

重決定係数R2は0.64ですね。まずまず高い方でしょう。サンプルサイズが大きければもっと高くなるんですかね。それとも何か別の要因があるのでしょうか。

 

有意Fは十分小さいので、有用な回帰式を得られたと言えそうです。

 

係数はX値1(平均キータイプ数)が3,123.6であり、X値2(ミスタイプ数)が-60.1582でした。やはりミスタイプ数はスコアと負の相関関係にありそうですね。

 

t値の絶対値は説明変数への影響度ということです。ミスタイプ数は9.89なので、そこそこスコアに与える影響は強そうです。しかし、やはり平均キータイプ数(12.69)の方が影響度合いが大きいですね。

 

P値は係数の有意性を示すとのことです。いずれの変数も十分に小さいので問題ないでしょう。

 

重回帰分析の結論

1.ミスタイプ数が増えれば増えるほど、お得金額は減少する

2.平均キータイプ数が増えれば増えるほど、お得金額は増加する

3.平均キータイプ数の方が、ミスタイプ数よりもお得金額に与える影響度は強い

4.寿司打のお得金額の予測式は以下の通りである

 

 

(おまけ)予測式の精度を検証した

さっそく実際に寿司打をやってみて、予測式に当てはめた場合の実績との差異をみてみましょう。

 

 



割と個人的には良いスコアがでました。しかし、上には上がいますね、、、。

 

いえ、目的は予測式の精度の検証でした。

 

ExcelにD列のような関数を組み、平均キータイプ数とミスタイプ数を入力するとお得金額の予測値が自動的に計算されるようにします。

 

 

予測値では8,037円、実績値は9,200円でした。誤差は1,162.8円!

 

 

 

うん。

 

 

 

なんともいえないですね!

 

 

結論

・寿司打のスコアを高めたかったら、何よりもスピードが大事。だけどミスタイプも少なくなるように正確なタイプを心がけましょう。

・本当にうまくなりたかったら、このような無駄な分析はやめて寿司打をしましょう。

 

今後の課題

・タイピングスピードを速くするためにはどのような対策が最も効果的か

 

 

おしまい